Diablo 4の開発状況やこれまにキャンセルになった開発バージョン、さらにブリザードが現在置かれた状況について、Kotakuが匿名の元ブリザード社員と現社員に質問した記事のまとめ。

長くてこれはまとめきれないなと思ってたらMMORPGに手頃なまとめ記事があったのでそれ紹介します(一部加筆)。

  • Diabloシリーズは中国でとても人気があり、したがってDiablo Immortalが大々的に発表された(中国はモバイル市場が強いです)。
  • Immortalは当初、テストも兼ねて中国先行でリリースされる予定だったが、中国市場はユーザーの品質に関するハードルが低いため、さらに開発に磨きをかけて世界同時リリースに変更した。
  • 開発内部のモバイルゲームへのモチベーションはファンや外部の見方とは対照的に高い。ポケモンGO的なWarcraftのスピンオフも開発中にありWoWを担当していたCory Stockton氏がリードデザイナーを務めている。
  • 過去にキャンセルされたTitan(後のOverwatch)の悪夢が消えないためにそれがブリザードの開発スタンスに影響を与えている。
  • アクティビジョンとの合併以降、ブリザードは独自性を保ってきたが、アクティビジョン側の影響力が強まっていることを懸念する声もブリザード内部で上がっている。
  • まだブリザードの大部分はアクティビジョン側から独立した状況にあるものの、現在ブリザード社内で協議されている最も重要なことはコスト削減。アクティビジョンから送り込まれた財務担当責任者のAmrita Ahuja女史の下、コスト削減が推し進められている。
  • ブリザードはオーバーウォッチ以降、これといったビッグタイトルをリリースしていないため、アクティビジョンからは収益をあげるようプレッシャーが強まっている。
  • タイトル量産のために開発リソースを増やす一方で、ブリザード社内では様々なエリアでコストカットが迫られている1
  • 10月に退任したMichael Morhaime CEOはブリザード社員からも愛されていたが、同CEOは収益性よりもよいゲームを作り、社員とファンがハッピーになることを望んでいた。

*ちょっと前にDiabloの父ことBrevikさんがブリザードは徐々にアクティビジョン側に乗っ取られつつあるとコメントしていました2。Kotakuのリポートにもあるように、アクティビジョンの影響力が強まる中で昨今のブリザードの文化が変わってしまうのではないかと危惧する声もあります。Morhaime CEOは退任を迫られたとも。

  • 2013年後半から2014年前半の間にD3の2つ目の拡張がキャンセルされていた。理由は「どのような形になるにせよIPをDiacblo4に移行させることがベストと考える」という判断の下、上層部からの「不信任決議」があったのではないかと見られている。
  • Diablo4の当初のコードネームは”Hades”で開発はJosh Mosqueira3が担当していた。内容はというとDiablo版Dark Soulともいえる難易度の高いダンジョンクローラーだった。
  • このHadesは2014年から2016年にかけて開発されていたものの、突然キャンセルになり、このことが影響したかは定かでないもののMosqueiraはブリザードを去ることになる。
  • 2016年にD4プロジェクトは”Fenris”に名前を変える。開発チームはD3のカートゥーン調のアートワークに満足していなかったようで、よりDiabloらしいダークでおぞましい雰囲気にすることを狙っている。
  • Fenrisは2020年以降まで公開されることはないだろう。そして今後も大きく様変わりする可能性もある。
  • 開発チームはFenrisをDestinyからインスピレーションを得たよりソーシャルな、ハブとなるロケーションなど含めたライトMMOのような要素を追加しようとしている。
  • Fenrisのマネタイゼーションに関しては現時点では不明。




脚注:

  1. ブリザードはリリースサイクルを遵守するより充分なクオリティに達するまで開発に時間をかけてリリースすることで知られていますが、今後そういったブリザード独自の開発方針が変わっていく可能性もあります。
  2. https://www.reddit.com/r/Diablo/comments/9x5r5l/david_brevik_says_morhaime_likely_forced_out/?sort=top
  3. 元D3のディレクターで今は元ブリザード社員らが集結したBonfire Studioの社員。