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OWLシーズン2の参入コストは3500~6000万ドル?


OWLシーズン2のリーグ拡張に関するESPNのリポートです。

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OWL開幕前に見られた懐疑的な大方の予想に反してリーグは初年度から期待を上回る収益が見込まれている。複数のリーグ関係者によると、当初の予測の4倍近くになるという。

放映権を含むTwitchとのパートナーシップ契約は2年間で9000万ドルともリポートされている。さらにHP OmenとInterとのスポンサー契約は2年間でそれぞれ1700万ドルと1000万ドルとも言われている。さらに開幕後にはT-Mobile、トヨタ、Sour Patch Kidsともスポンサー契約を結んでいる。

現在12チームが所属しているが、海外拠点のチームは上海、ロンドン、ソウルの3チーム。ただし、このうち現地企業が所有しているのは上海のNeteaseのみで、ソウルとロンドンは米国を拠点にしている運営組織が母体となっている(ソウルのKSVはシリコンバレー拠点)。そのためリーグはさらに海外拠点のチームを増やすために欧州とアジアを次のリーグ拡張のターゲットにしている。

米国内に関してはシーズン1の時点でNBAミルウォーキー・バックスの共同オーナーでもあるWesley Edens氏が所有するFlyQuestが13番目のフランチャイズ候補と言われていたが、彼らもまたシーズン2で再び交渉の席につくのではないかと見られている。

シーズン2のリーグ参入費用はActivision Blizzardから先週の収支報告において、シーズン1のそれを上回ることになることが明らかにされているが、その額は3500万~6000万ドル、少なくとも、シーズン1の参入コスト2000万ドルを1500万ドルは上回るものになると関係者は語っている。

ヨーロッパのバイヤーはベンチャー志向の強い米国の投資家に比べると歴史的にも安定志向でより確実な投資を求める傾向にあり、そういった体質はEU LCSにおいても顕れている。

欧州でのバイヤーとして最も期待されているのは欧州のサッカークラブを所有している米国人投資家であり、フラムのShad Khan氏、クリスタル・パレスのHarris Blitzer & Entertainment、リバプールのFenway Sports Groupなどがあげられ、彼らは以前からesportsシーンにも興味を示している(HB&EはTeam Dignitasを所有)。ただし、これらのオーナーが所有しているのはイングランドのクラブであり、オーバーウォッチが欧州全体で十分なプレイヤーベースを有しているかについては疑問の余地がある。

同様にアジアの投資家もOWL参入については積極的ではない。韓国のSK Telecom、CJ Entus、KT Rolsterといった企業にはグローバルに展開している自社のサービスやブランドといったものがなく、さらにOWLが企業やブランド名をフランチャイズ名に含めることを認めていないために、企業にとってOWL参加のメリットが少ない。

また、OWLはLoLに比べチームの運営コストが高額であり、さらにActivision BlizzardがAPEXシリーズとの関係を断ち切ってしまったことに関して、あまり良い感情を抱いていない人々もいると関係者は話している。

アジア市場で重要な位置を占めている中国にしても事情は異なるが問題を抱えている。潜在的なバイヤーそれぞれに利害の対立があり、また、それぞれがesports運営に関して決して清廉とは言えない歴史を有している。ロンドンの運営母体であるCloud9に出資し、LPL所属のプロチームも所有しているFunPlus Ventures、この他、LGD Gaming、Royal Never Give Upは過去に何度かスキャンダルに見舞われいてる。