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中国ブリザードのesportsディレクターが代表メンバーの選定に介入、「ビザの問題」は偽装だった可能性も


Blizzard Chinaでesports部門を統括するLarry Chi氏が今年のワールドカップ本選に出場した中国代表メンバーの選定に介入したとの告発があったようです。

告発した人物は中国代表のメンバーのKi “yaoyao” Haibot選手で(元Oh My God、Invictus Gaming)で、彼は既にワールドカップ後に現役を引退していますが、この告発内容をもとに一部の噂を含めて今回の一件を簡単にまとめます。

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  • 本来ルールでは3人までしか認められていない代表選考委員だが、ブリザードの人間であるLarry氏により元LGD GamingのU4コーチ(現上海ドラゴンズコーチ)が4人目の選考委員として勝手に任命され、彼らの独断でワールドカップ本選に臨む最終ロスターが決められた。
  • 中国代表メンバーは本選直前になりビザの問題が発覚しロスターの多くが変更になった。これにより、当時LGDに所属していた代表4選手のうちEileenを除く3名が渡航できなために代表チームから直前に去ることになったが、実際はこれはフェイクであり、Larry氏とU4が他の選手を代表チームに入れるための偽装工作ではないのかという疑いが持たれている。
  • 中国代表は上海予選で1マップも落とすことなくグループリーグを全勝で突破したものの、この突然のメンバー変更により、本選ではフランスに相手に1-3で敗れる。タンクを担当していたyaoyaoは戦犯として激しい批判に晒されて大会後に健康面とモチベーション低下を理由に現役を引退。本来この件に関しては表沙汰にするつもりはなかったものの、彼を擁護したMomda(Invictus Gaming時代のチームメイト)にも矛先が向けられたために、代表チームの不振を説明するためにLarry氏の横暴を告発したとのこと。yaoyaoはこの件に関してブリザードが調査し、然るべき処分か科されることを望んでいる。

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reddit以外に他の記事なんかも読んだんですけど、なんのために代表メンバーを強引に変えたのかその理由がよくわかりませんでしたね。4人目の選考委員だったU4が元LGDのコーチということで、LGDのメンバーを代表にゴリ押しで選ぶならともかく、LGDのメンバーだった4人中3人が外されています。その3人、mg、Altering(=130)、Undeadも今は上海Dのメンバーですが、全勝で予選グループを突破したチームから彼らを外さなければいけない理由がちょっと思い浮かばないですね。既にAPAC 2017ではLGDも敗退していたのでスケジュールの問題で外す必要があったわけでもないようですし。現時点では双方の言い分も聞いてみないと何とも言えないかなと。

とはいえ、Larry氏がその立場を利用して強引に代表選考に介入したことが事実だとすれば、当然問題にはなるでしょうから今後なんらかの動きはあるかもしれません。